終了しました!(10月01日)

力作の ポスター(1.17MB) もぜひ、ご覧ください。

 第27回カトリック医療関連学生セミナーは、8月27日(土)〜28日(日)に開催され、参加者126人、内学生26人と大盛況のうちに終えることができました。

 今回のセミナーは日本カトリック神学院福岡キャンパスが会場でした。牧山強美院長神父様より神学校の歴史的な背景も含めた紹介があり、福岡地区青年会の企画によるオリエンテーションでは神学院の施設理解も兼ねた楽しいポイントラリーが行われました。
また希望者は神学院に宿泊もできたため、日頃あまり立ち入る機会のない神学院を十分に知る貴重な体験ができました。

 セミナーでは、プログラムの最初に日本カトリック医師会仙台支部の木島三夫先生が、大震災でのご自身の体験を、映像も交えながらお話されました。ご自身が被災され、ご家族も亡くされるという経験をされた先生ですが、終始明るく、前向きにお話し下さいました。
また、本セミナーでは、期間中に東日本大震災のための寄付と献金が集められ、日本カトリック医師会仙台支部へと送られ、同支部がすすめている気仙沼医師会高等看護学校の被災された学生さん達の為の支援の一部として贈呈されました。

 2日間に渡って行われたグループワークでは、5人の演者による講演とグループでの分かち合いが行われました。講演は、日本カトリック医師会福岡支部の4人の演者による"いのちのはじまり"と"いのちの終わり方〜いのちをつなぐ〜"について、そして神学院院長の牧山強美神父様による、カトリック信仰の再確認、教会の倫理的指針をどう考えるかについての講演で、どれも力の入ったものでした。
各講演後に行われたグループワークでは、参加者一人ひとりが積極的に発言し、お互いの考えを知り、深め合うものとなりました。どのグループも話が尽きず、時間がきても席を立とうとしないほどでした。

 プログラムの最後に、カトリック中央協議会出版の「いのちへのまなざし」の執筆にも関わられた福岡教区教区長の宮原良治司教様から、この本に込められた司教団の思いについて、またこのセミナーのテーマである"いのち"についてのお話があり、続いて行われた派遣のミサでは、参加者が一つになり、祈りがささげられました。

 セミナー前日に行われた観光プログラムの、今村教会、聖マリア病院、雪の聖母聖堂(旧カトリック大名町教会:福岡教区カテドラル)見学も大変好評でした。

 無事にセミナーが開催され、全てのプログラムが終了したことを、ご参加くださった皆様、ご協力、ご支援くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
今回ご参加くださった皆様、今回は参加できなかった皆様も、ぜひ来年の名古屋でお会いしましょう!

皆様のこれからに神様の豊かな祝福がありますように。